新着情報・スタッフブログ topics

スタッフブログ

「夏をむねとすべし」

「家のつくりやうは、夏をむねとすべし」

 このフレーズは、兼好法師や吉田兼好の名で知られる卜部兼好(うらべかねよし)が自身の作品の『徒然草』に記したことばです。『徒然草』は随筆と呼ばれる作品群に属しており、清少納言の『枕草子』や鴨長明の『方丈記』とならび「日本三大随筆」と言われています。

 『徒然草』といえば、「つれづれなるままに日くらし…」で始まる冒頭が最も有名かもしれませんが、「家のつくりやうは、夏をむねとすべし」という言葉もまた有名です。意味はというと、「家の作りようは、夏に適することを主とするのがよい」といったところのようです。

 近年の夏は、酷暑と呼ばれる厳しい暑さに見舞われていますが、昔の日本の夏も暑さと湿気で苦労していたみたいですね。現代の夏の厳しい暑さを乗り切るには、さまざまな工夫が必要ですが、家を建てようか検討されている方のなかで、どのような家にしようか迷われている方は、夏を過ごしやすい工夫を施した家というのも、よいかもしれません。

 これから、だんだんと暑い季節になっていきますが、快適にすごしたいですね。